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レーザー焼灼術
レーザー焼灼術について
当院ではレーザー焼灼術に「アルゴンプラズマレーザー」を使用しており、主な適応疾患はアレルギー性鼻炎・鼻出血症・血管腫・小さな鼻茸などです。
特にアレルギー性鼻炎では鼻閉が著しい症例・通年性アレルギー性鼻炎症例・内服治療で経過が現れない症例・内服治療が困難な症例などが適応となります。木曜日あるいは土曜日の午後(予約制)に実施しています。
手順
- 血管や粘膜を収縮させる薬液がしみ込んだ綿花を両鼻内に10分間ほど挿入し抜去します。苦いですが飲み込んでも問題ありません。
- 麻酔薬がしみ込んだ綿花を両鼻内に15分間ほど挿入し抜去します。その間に対極板(アース)を背中に貼ります。
- 鼻粘膜や鼻出血部位などにレーザーを照射します。片側で10~15分間ほどかかります。
- 終了後は出血や痛みなどがないか15分間ほど様子をみます。
注意点
- 手術日の1週間前に受診していただき承諾書などをお渡しします。手術当日に持参してください。
- 手術中は体内に電気が流れます。義歯のある方は歯に違和感や痛みなどを感じる場合があるので、その場合は手術中にガーゼを噛んでいただくこともあります。
- 主な合併症は鼻出血・鼻閉・水様性鼻汁・痛みなどです(焼灼に要したレーザーの出力量にもよる)。特に鼻閉や水様性鼻汁は非常に著しいですが手術後3~4日間ほどで落ち着きます。また、鼻出血は手術後2週間後くらいでもおこる可能性があります(ガーゼ止血術が必要な場合もあります)。状態が落ち着くまで2~3週間ほどかかりますが(焼灼に要したレーザーの出力量にもよる)、鼻閉などの症状は改善されると考えられます。
- 手術後しばらくはこまめに通院が必要です。手術後の状態に合わせて通院間隔を徐々に延ばします。
- 手術後当日は家の中で静かに過ごしてください。食事制限はありませんが、入浴はできません。手術翌日に明らかな鼻出血を認めなければシャワーなどが可能になります。
- 費用は両鼻で9,000~10,000円です(保険診療・対極板代450円を含む)。
- その他疑問点があれば申し出てください。